イヴォン・シュイナード「レスポンシブル・カンパニー」

今朝5時過ぎに目が覚めて、本棚でふと目にとまった
「レスポンシブル・カンパニー パタゴニアが40年かけて学んだ企業責任とは」をあらためて読んだ。

patagoniaのような企業を憧憬し、イヴォン・シュイナード氏を敬愛する奥田は、
本書とならび「社員をサーフィンに行かせよう!」はバイブル的であり、折を見ては読み直す書斎の蔵書だ。

一般的な企業の企業責任とはステークスホルダー利害関係者に対する責任のことであり株主以外に
「社員・顧客・取引先」の3つを指すが、本書において「誰に対して責任を負うのか、、」という問いに
「社員・顧客・地域社会・自然」の4つとある。

奥田の解釈では「社員・顧客・取引先・地域社会・自然」の5つとなるだろう。
この地域社会や自然の2つはOKUTAのミッション・ステートメントにも盛り込まれてある。
このミッション・ステートメントを心のよりどころとして今のOKUTAがあるのだが、
本書4章にある「有意義な仕事とは」という問いにあらためて経営者としての洞察を得たような気がする。

仕事が有意義であるためには、「好きな仕事よりも、得意な仕事」であるべきだと奥田は考える。
誰しも人のお役に立ちたいと考えているもので、ある人の得意はある人の不得意である場合も多く、
好きなことを仕事にするよりも得意なことを仕事にする方が、誰かのお役に立てることが多くなるだろうと思う。
まあ、得意なことが好きなこと、というのが一番幸せである。

OKUTA社員と家族には是非とも読んでもらいたい本なんだけど、どうしたら読んでもらえるかなぁ~などなどと、
朝っぱらからあれこれアイデアを考えるのが自分の好きなことで得意とするところなのであった。

写真は、2006年patagonia創業の地ベンチュラ訪問と、イヴォン出版記念講演(撮影:フィールドカメラマン野元学)

レスポンシブル・カンパニー(イヴォン・シュイナード)

0402146604700784703