幼少期より見守ってきた和氣匠太郎くんがJPSA開幕戦おいてサーフィンの公認プロ資格を獲得した。

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プロ資格とは武道の世界では黒帯になったとも言える。お祝いに黒帯の寓話を贈ろう。

黒帯の寓話

めったに与えられることのない黒帯をとうとうとうとう受け取れることになった武道家が、師範の前にひざまずいた。
何年にもわたる修行によって、ようやく頂点に立つことができるのだ。

「黒帯を受け取る前にもう一つ、最後の試練がある」と、師範が言った。
「準備はできています」と武道家は答えた。もう一回試合をする事になるだろうと考えていた。
「大切な質問に答えてもらわなければならん。黒帯の本当の意味とは何か」
「旅の終わりです。これまでの厳しい修行に対する当然の褒賞です」
師範は押し黙っていた。この答えに満足していないようすだった。しばらくたって、師範は口をひらいた。
「まだ黒帯を与えるわけにはいかないようだ。一年後にきなさい」
一年経って、武道家は再び師範の前にひざまずいた。
「黒帯の本当の意味とは何か」
「武道に卓越した技を持ち、頂上に達した事を示すものです」
師範は押し黙って、それにつづく言葉を待っていた。この答えにも満足していない様子だった。しばらくたって、師範は口をひらいた。
「まだ黒帯を与えるわけにはいかないようだ。一年後に来なさい」
一年経って、武道家はまた師範の前にひざまずいた。師範は同じ質問を繰り返した。
「黒帯の本当の意味は何か」
「黒帯は出発点です。常に高い目標を目指して、終わることなく続く修行と稽古の旅の出発点です」
「そうだ。ようやく黒帯にあたりするようになったようだ。修行はこれから始まる」

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