新年全体会議

昨日、毎年恒例の新年全体会議を執り行った。

例年新年のまつりごととして会議の後は大型ホテルなどの宴会場で盛大に新年会を行ってきたが、今年年頭に宣言したとおり「見栄をはらず、背伸びしすぎず、身の丈を知る経営」を行うとして会議室は本社向かいの埼共連ビル大会議室を利用、新年会は取りやめた。

今まであたりまえと思ってきた慣習を疑うことも大切だ。新年会ひとつ行うにしても新車のクラウン一台買えるぐらいの費用がかかる。これすべて結果お客様にお売りするお家の価格に転嫁されてしまうのだと肝に銘じたい。

建設業界は2~3%の経常利益率が普通だ。5%ならば高い方である。
今回削減した費用を経常利益換算として売上に割り戻したとき、いったいどれくらいの売上が必要かと言うと、2億円ぐらいの売上相当である。つまり新年会というまつりごとの費用対効果として2億円の売上が必要だと考る経営判断のしかただ。
2017年の消費増税と2020年東京オリンピック以降の大不況、待ち受ける困難に対応する布石でもある。

先進国で稀なニッポンの人口減少と高齢化というこれからの時代の企業は「臨機応変」が大事、”機に臨み変に応ず”とは、ピンチこそ新たな分野にも果敢に挑戦するチャンスなんだと講釈した。

埼共連ビルの大会議室を初めて利用したが、目と鼻の先にこんな大会議室があったのかと、やや狭いがなかなかの施設で驚いた。
灯台もと暗しとはこのことだ。