「宥座」とは、常に身近に置いて戒めとするという意味で、孔子の説いた「中庸(過不足がなく調和がとれていること。)」
ということを教えるものです。
壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときはまっすぐに立ち
水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまいます。
孔子は、「いっぱいに満ちて覆らない物(者)は無い。」と慢心や無理を戒めました。
宥座の器の教にあることはひと言で「足るを知る」ということだと思う。
足るを知るとは持続可能な経営のためにはとても重要な考えです。しかし足るを知るという考え方は
実力以上の物を求めている人に向けた訓戒でもあるので
実力という自分の宥座の器を大きくすれば沢山の水を入れることができるとも言える。
宥座の器が体験できます。